CFDとは
一般にCFDと呼ばれているものは「Contract for Difference」の頭文字を取ったもので日本語に訳すと「差金決済取引」と言った意味になります。
CFDは外国為替証拠金取引(FX)の知識が少しでもある人ならおおよその仕組みは簡単に理解できます。FXも同じ差金決済取引の1種ですが、FXの場合は取引の対象が外国為替となるのに対して、CFDでは株式や株価指数などを対象としています。そのため取引の特徴にもFXに良く似た部分が多く見受けられます。
CFDの最も大きな特徴は投資対象が非常に多岐に渡っているという点です。例えば世界中の株価指数や個別の株式の銘柄に始まって金や原油なども対象としますし、債権やVIX指数などまで投資できるようになっています。
CFDは、日本では2005年から取引が行われるようになった比較的新しい投資ですが、イギリスなど欧米での歴史は古く、特にイギリスでは全ての金融市場の30%ものシェアをCDFが占めていると言うのですからいかにメジャーな取引であるかがわかります。
CFDではFXなどと同様に「買い」からではなくいきなり「売り」から取引を開始することが可能です。もちろん株式の場合などはCFDでなくとも売りから入ることも可能ですが、個人で行う場合には敷居が高いというのが実際の印象でした。CFDの場合はそうした懸念は一切無く、それどころか金や原油などと言った、個人投資家には不向きとされていたものに対してまで簡単に投資することができるため投資としての幅が広く、非常に奥深い魅力に満ちています。
CFDの魅力
CFDは24時間いつでも取引を行うことができます。CFDでは投資する内容も多彩ですが、常に世界中のマーケットを相手にしているため取引時間に制約がありません。このため通常のサラリーマンでは参加したくてもできなかった株式のデイトレードなども行うことが可能です。
CFDは差金決済取引ですので例えば金や原油などを対象に取引を行う場合でも実物の受け渡しなどは一切行いません。さらにFX同様レバレッジが有効なので少ない資金でも10倍、100倍と言った大きな取引をすることも可能です。ただしもちろん相場が思わくと逆に動いた場合は相当に大きな損失となりますのでレバレッジの扱いには細心の注意と知識、また経験などが必要となります。
またCFDでは海外の株式などに投資する際でも空売りから始めることが可能です。こうしたことはCFD以前では個人レベルではできない投資方法であったため非常に積極的でしかも世界中に散在するあらゆる投資チャンスを直接活かすことが可能となります。
しかもCFDではこうした様々な取引が1つの口座を介するだけで行えますから、投資品目ごとに新たな口座を開設したりするような手間ひまも必要ありません。投資のコツさえつかんでおけばCFDは最強の投資方法としてアグレッシブな取引を行うことができるのです。
しかしCFDは日本ではまだまだ新しい投資方法です、現状ではCFDを扱う業者自体がそれほど多く存在しているとは言えません。日本でのCFDはこれからいよいよ成熟していくところだと言っても良いでしょう。
CFDの注意点
CFDはレバレッジも有効なため積極的な投資を行いたいと言う人には非常におすすめの投資方法です。しかし投資全般に対して言えることですがハイリターンな投資は必ずハイリスクな面を持っています。CFDもやはりリスク管理を万全に行うことで始めて成立する投資だと思っておくべきでしょう。
CFDの注意点を説明する場合にもやはりFXのリスクを知っている人であればほぼ同様のものだと理解してもらえれば早いと思います。
まずは差金決済取引ではレバレッジが使えますがレバレッジは諸刃の剣、リスク管理がしっかりと施されていない場合に高いレバレッジで取引を行うと、いつ資産をそっくり失うことにならないとも限りません。
また当然ながらCFDには元本保証はありません。そのためリスクを回避するには指値、逆指値、IFDなどFX同様の様々な機能を利用して常に相場の変動に対しては警戒しておく必要があります。
またCFDのみではなく投資そのものがまだ不慣れであるような場合には、同じCFDでも分かりやすいタイプの投資から始めることが肝心です。
CFD初心者におすすめのタイプとしてはまず株価指数CFDがあげられます。株価指数は株式市場全体の動きを平均化したものです。日本では日経225やTOPIXなどがすぐに頭に思い浮かびますが、株価指数CFDでは先進国ならほぼ全ての国の株価指数を扱っています。あまりCFDに対する知識や経験が無い場合にはリスク分散の効果もある株価指数CFDは非常に分かりやすい入り口となるでしょう。
またその他では業種別指数CFDなどもおすすめです。日本の業種別指数は30数種類といったところですが、アメリカなどではずば抜けて種類が多く200種類以上の業種別指数CFDを行うことが可能です。